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軽井沢の寒さ、そんなに心配しなくて大丈夫!

KaruizawaLife

「軽井沢は寒い」といいますが…

軽井沢には、年々移住者が増えています。皆さんがよく心配されるのが、軽井沢の冬の寒さ。たしかに軽井沢は標高がとても高く、冬はとても冷え込みます。
でも、そんなに心配しなくて大丈夫です!
私は東京から軽井沢に移住してきましたが、軽井沢に来てからのほうがむしろ、暖かく過ごすことができています。東京での暮らしは電車や徒歩移動も多く、北風が冷たいことも多かったですが、軽井沢では車移動が基本になるため、むしろ東京よりも寒さを感じる機会は少ないのです。
軽井沢移住には不安もあると思いますが、やっぱり、わくわくするものであってほしいと思っています。寒さ対策ばかりを気にして、せっかくの「〜したい!」という気持ちを無下にしてはもったいない!


とはいえ、都会とは違う軽井沢の気候にはやはり不安を感じる方も多いと思います。そこで私から、軽井沢の冬を暖かく過ごすのにおすすめの方法をご紹介します。安心して移住してきてもらえたらうれしいです。なんとかなりますよ!

軽井沢ならではの暖房 薪ストーブを使う

軽井沢といえば、薪ストーブというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。これは部屋のインテリアとしてだけではなく、とても優れた暖房器具でもあります。


「軽井沢の冬は寒いのに、薪ストーブだけで大丈夫?」と思われるかもしれませんが、30坪〜40坪程度の家では、薪ストーブ一台でとても暖かく過ごすことができます。遠赤外線による輻射熱の効果で、心も体も家も芯から温まります。別荘にも住宅にも、おすすめのアイテムです。ストーブの前で炎を眺めながらお酒を飲んだり、読書をしたり、家族で談笑したりと、楽しみ方もいろいろあります。

そんな薪ストーブですが、手入れの大変さを心配される方も多いと思います。しかしやり方さえ覚えてしまえば簡単で、自分で手入れすることも可能です。 軽井沢では、屋根の上で煙突掃除をしている人もよく見かけます。その場合は、煙突掃除をしやすいように予め設計しておくことがポイントです。 
とはいえ、最初はプロのストーブ屋さんにお願いすることをおすすめします。そこでやり方を見たり、必要な道具の情報を聞いたり、いろいろ教えてもらっちゃいましょう!
プロに頼むときの費用は、おおよそ3万円+α(部品代)程度。自分でやれば、部品代程度で済みます。部品は毎年交換するのではなく、消耗してきたら交換すればいいものが多いので、それほど費用もかかりません。 「自分でできることは自分でやる」というのも、森暮らしの楽しみの一つだと思います。

煙突の掃除道具。

煙突掃除の道具はいろいろありますが、写真は「チムニーボール」という道具。ブラシの先に重りがついています。これをロープにつないで煙突の中に落として、ススを落としていきます。勢いよく落としてしまうとストーブを傷めることもあるので、落とすときは慎重に。この他、連結させた棒の先にブラシのついた「チムニーロッド」というものもあり、最初はこちらの方が扱いやすいかもしれません。

煙突掃除は住宅の場合は1年に1回、別荘の場合は利用頻度によりますが、おおよそ3年〜5年程度で1回が目安となります。煙突掃除の時期としては、6月〜9月の薪ストーブを使わない時期がおすすめです。 本格的な暖房時期になると薪ストーブが使えなくなったり、雪や霜の影響で屋根に登れないこともあります。プロに依頼する場合は、混み合う前に早めに予約しましょう!

煙突のトップを掃除中。

薪ストーブを使うための薪割りも、軽井沢で暮らす楽しみのひとつ。別記事★リンク★で詳しく書いていますが、軽井沢には「薪活」という言葉があるくらい、薪割りは身近なものです。町が運営する貯木場から無料で丸太をもらえるので、自分で薪にする人もたくさんいます。私も移住してきてから、薪割りにはまってしまいました。
森と生きる軽井沢だからこその暖房器具、薪ストーブ。暖かい火がそばにある生活は、なかなかいいものですよ。

水抜きは必須ではありません

軽井沢へ移住を希望する方からは、「水抜き」についてもよく質問されます。水抜きとは、水道管の凍結による断水や、管の破損による漏水などを防止するため、予め管内の水を抜いておくことです。一般的には、11月下旬〜4月中旬、別荘を長期的に留守にする場合は、水抜きをしたほうがいいとされています。
でも私たちは、水抜きすることを積極的にはすすめていません。冬も、完全に家を空けるのではなく、定期的に軽井沢で過ごしてほしいからです。2週間〜3週間空けるくらいであれば、水抜きをせずとも、エアコンを10度設定にしておけばそれほど心配することはありません。

それでも水抜きをしておきたい場合は、どれくらいのレベルでやりたいかをお聞きしています。水抜きにも段階があり、プロにしっかりやってもらうのか、自分たちで簡易的にやるのか、方法は分かれます。基本的にはプロに頼む方法をおすすめしていますが、プロに頼むほどでもないと思ったら、自分たちでもできる方法をお教えします。
寒冷地だと水抜きが必須だと思う方もいるかもしれませんが、絶対に水抜きをしなければいけないわけではないんです。冬の軽井沢でしか味わえない景色や体験がたくさんあります。天然のスケートリンクやスキー場、星がよく見える夜空などなど…。だからぜひ、「冬は寒いから軽井沢を離れよう」ではなく、「冬ならではの楽しみ方を味わおう」という気持ちでいてほしいなと思います。

安心して、軽井沢に移住してきてください

気温だけ見れば、軽井沢は東京よりもたしかに冷え込みます。でも、過剰に心配することはありません。あたたかく過ごす工夫はいくらでもできますし、軽井沢の冬ならではの楽しみもたくさんあります。冬をまるごと楽しんだほうが、軽井沢暮らしはきっと楽しいですよ。
私たちは「これだけ備えていれば大丈夫」という高断熱・高気密設備をご用意していますので、ご安心ください。お客様は、「〜しなきゃ」ではなく、直感的に「したい!」と思ったことを大切にしてください。もちろん、ご要望に応じて設備を手厚くすることも可能です。
軽井沢移住について不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。一緒に、軽井沢暮らしを楽しみましょう。