軽井沢で別荘・住宅の建築や移住をご計画の際に気になるのが、どのくらい寒いのかということですよね。ざっくり言うと、全国を1から8までの区分に分けて表すと、北海道が1で沖縄が8で軽井沢は2になります。ちなみに東京や大阪は6です。
軽井沢はいわゆる寒冷地に該当します。寒冷地で別荘・住宅を建築する際に重要なことの一つに「凍結深度」というものがあります。あまり聞かない言葉だと思いますが、読んで字のとおり「地面が凍結する深さ」を指します。
なぜ、凍結深度が重要なのかというと、霜柱ができる時のことを想像してみてください。地面が凍り、霜柱ができると地面を10cm以上も持ち上げてしまうことがありますよね。この霜柱の力は時には家を持ち上げ、そして春先に溶けると今度は沈下します。この繰り返しによって家が傾いてしまうことがあるのです。軽井沢役場のあたりの標高930m程度の場合、その深さは70cm程度になります。この凍結深度を確実に確保することが安全な建築をつくるポイントの一つになります。
もうひとつ、基礎には「ベタ基礎」「布基礎」と2つの基礎のタイプがあります。
最近ではベタ基礎のほうが多くなってきている傾向がありますが、それぞれにメリットデメリットがあり、一概にどちらが良いということは断言できません。ベタ基礎は基本的には平坦地で採用され、傾斜地の場合は凍結深度を確保するため布基礎で行うことが多いです。
私たちは計画建物の設計が終わった段階で5ポイント以上の地盤調査を実施し、それぞれの地盤の状況によって基礎の方式を検討して決定します。
ベタ基礎のほうが地面の湿気が上がってこないのではないかというお声もお聞きしますが、布基礎でも今は防湿コンクリートを打設しますので、湿気については問題ありませんのでご安心ください。