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【軽井沢】建築・設計のご相談なら!軽井沢が別荘地として人気の理由とは?

軽井沢は自然が豊かで都市部からも程よく離れており、別荘地として人気があります。軽井沢に別荘の建築・設計を検討しているという方も多くいらっしゃるでしょう。
軽井沢で別荘を建築する際は特有のルールがあるため、事前に把握しておくのがおすすめです。
この記事では、軽井沢の一級建築士事務所である株式会社one itが、軽井沢に別荘を建築する利点や、建築のルールについて解説します。

軽井沢での別荘建築が人気の理由を立地・資産価値の観点からご紹介!

別荘の建築を検討する場合、費用などを考えるのはもちろんのこと、建設場所の候補を絞ることも大切です。都内から近い別荘地という条件で探したときに、伊豆や那須、熱海と並んで出てくるのが軽井沢です。長野の雄大な自然に囲まれた軽井沢の地を気に入って、別荘を建設している方が多いのも事実です。
軽井沢の別荘は費用が高いというイメージもあるかもしれませんが、それには理由があります。ここでは、軽井沢が別荘地として人気の理由についてご紹介します。

立地がいい

軽井沢が人気のある理由の一つに、立地のよさがあります。別荘というと大自然に囲まれて過ごすイメージがありますが、ある程度の利便性は必要です。実は軽井沢は、自然を感じつつも都会へのアクセスもしやすいエリアなのです。
東京から軽井沢までの距離は、約150kmです。こう聞くと遠いと思われるかもしれませんが、例えば新宿駅から150km圏内には、栃木県宇都宮や群馬県の前橋、山梨県の甲府などが含まれます。これらのエリアから首都圏へ通勤している方も少なくありません。そう考えると、軽井沢はさほど遠くはないのです。
公共交通機関の利用も便利で、東京駅から軽井沢駅までは新幹線が通っています。約1時間でアクセスできるため、頻繁な移動も苦になりません。
また、東京から軽井沢までは、高速道路を使えば2時間弱で到着できます。新幹線を使用したほうが時間はかかりませんが、小さなお子さんがいる場合や荷物が多い場合などは、車を利用するとよいでしょう。
このように、軽井沢は立地に恵まれたエリアです。そして、軽井沢は別荘を建築する立地としていいだけでなく、定住を考える方にもおすすめです。近年、新型コロナウイルスの影響によりリモートワークや在宅ワークを取り入れる企業が増えてきました。リモートワークであれば、軽井沢に引っ越して、必要なときのみ都市部へ出勤するということも可能になります。
別荘としての活用だけでなく、自宅や子育ての場としても軽井沢での暮らしはおすすめです。
軽井沢に別荘・住宅の建築をお考えでしたら、費用なども含めて一級建築士事務所の株式会社one itへご相談ください。理想の軽井沢暮らしができるよう、最適なご提案をさせていただきます。

資産価値が高い

軽井沢が別荘地として人気のある理由の一つに、資産価値の高さが挙げられます。別荘は、不動産という資産としての面もあります。価格が下がりにくい別荘を保有できれば、資産としての価値を十分に発揮できるでしょう。
軽井沢の別荘の価格が下がりにくい理由には、以下のものが挙げられます。

立地のよさ

不動産価格の高さの条件として、立地のよさが挙げられます。上述したとおり、軽井沢は都内近郊からのアクセスがとても便利です。車なら約2時間、新幹線なら約1時間で到着できます。
また、軽井沢には大型のショッピングモールや品揃えの良いスーパーがあり、生活面でも非常に便利です。別荘としてだけでなく、軽井沢で暮らしていくことになっても、不便ということはありません。
さらに軽井沢は、リゾート地としても有名です。標高が高いため、夏場でも比較的涼しく過ごすことができます。冬場にはスキーやスノーボードを楽しむこともできます。
アクセスの面でも、生活の面でも様々な魅力があるエリアなのです。

分譲の面積に制限がある

軽井沢の土地分譲は、保養地域(別荘地)の場合は1区画の面積が1,000平方メートル以上、居住地域の場合は300平方メートル以上とされています。この基準以下だと分譲できないため、そもそもの価格水準が高くなっているのです。

供給が少ない

軽井沢では需要に対して供給がかなり少なくなっているため、人気のエリアにある別荘がすぐに売り切れてしまいます。特に旧軽井沢エリアは非常に人気が高く、すぐに買い手がつきます。
万が一売りに出す場合でも、買い手がつきやすいため資産価値が高いといえるのです。
いくら建物や土地の条件がよくても、市町村単位で寂れてしまった場合、資産価値が下がる可能性があります。しかし軽井沢は交通アクセスや利便性がよいため、今後も人気が落ちる可能性が低く、資産価値・価格が下がる心配は少ないでしょう。

軽井沢での建築に関するルールとは?なぜ景観が守られているのか解説

軽井沢に別荘など建物を建築・設計する際には、「軽井沢自然対策要綱」という特有のルールを守る必要があります。
このルールはどういったものなのか、なぜ軽井沢の景観は守られているのかといった内容を解説していきます。

軽井沢での建築に関するルール

軽井沢には、特有の条例である「軽井沢自然対策要綱」が存在しています。これは俗に「軽井沢ルール」と呼ばれることもあります。
軽井沢町が軽井沢国際親善文化観光都市建設法に基づいて制定したもので、この条例には、軽井沢町の伝統や自然を守り、街並みを崩さないよう街づくりをするためのルールが記載されているのです。
地域ごとに細かいルールが異なるため、ここでは別荘を建てる地域のルールについてご紹介します。

軽井沢の地域分類

軽井沢の土地は、以下5つの地域に分類されます。

  • 住居地
  • 商業地域
  • 集落形成地域
  • 緩衝地域
  • 保養地域

「軽井沢ルール」が適用されるのは、この中でも「保養地域」と呼ばれる場所です。保養地域とは、「緩衝地域以外の第1種低層住居専用地域及び、集落形成地域又は緩衝地域以外の無指定地域」のことです。
次に、保養地域で定められている細かいルールを見てみましょう。

一区画1000平方メートル(302.5坪)が最小

軽井沢の自然や景観、街並みを守るために、一区画の面積は最小で1000平方メートルと定められています。このルールは主に、土地の分譲や、相続で分筆を行う際に関係してくるため、覚えておきましょう。

建物の色

別荘のデザインを考える際、他にはない奇抜なデザインにしようと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、軽井沢では建物の色にも制限があり、彩度4以下、明度7以下と指定されています。
そのため、景観にそぐわない色や奇抜な色は使用できません。別荘のデザインを決める際には、彩度や明度が規定をオーバーしないように事前に把握しておきましょう。

道路と隣接地との距離

景観を守るため、道路や隣接地との間隔についても制限されています。道路からの距離は、軽井沢の居住地域の制限が最低2mなのに対して、保養地域は最低5mとなっています。
隣接地との距離は、居住地域が最低1mなのに対し、保養地域は最低3mかつ建物の高さの1/2以上離れる必要があります。

その他のルール

上記以外にも、以下のような数多くのルールがあります。

  • 屋根に勾配をつける
  • 軒の出を50cm以上とする
  • 堀などの遮へい物はできる限り設けない
  • できる限り樹木を残す
  • 建ぺい率20%、容積率20%以内
  • 建物の高さは平屋もしくは二階建て

こういったルールは、建て主も把握しておくことが大切です。制限を知っていることで、その範囲内での理想の別荘を思い描くことができます。

どうして景観を守る必要があるの?

軽井沢町が存在する信州・長野県は、日本アルプスなど多くの山々が連なり、世界的にみても魅力ある山岳観光地です。
山や渓流の美しさ、多様な動植物が育まれる豊かな自然環境などが魅力で、有名な休養地が随所にみられるエリアです。
そんな長野県にある軽井沢町の景観が優れているのは、単に自然豊かな環境だけが要因ではありません。軽井沢では、明治以降自然と低層建築物が集まる別荘地として開発されてきた歴史があります。そして、軽井沢に集まった人々が、その景観や文化を守ってきたのです。
そんな軽井沢の歴史や文化の特質を尊重し、優れた自然と景観を維持・保全・育成するため、「軽井沢自然対策要綱」が定められました。
軽井沢町の景観が貴重な財産であることを深く認識し、将来の世代に引き継いでいくためにも必要なルールなのです。

軽井沢で別荘のデザイン・設計・建築を依頼するなら株式会社one itにお任せ!費用はご相談を

軽井沢の別荘は費用が高いというイメージもあるかもしれませんが、その分様々な利点があります。
軽井沢は都内からのアクセスがいいうえに、生活上の利便性が高いのが特徴です。また、人気の別荘地のため、万が一建築後に手放した場合でも高価格で売ることができます。
しかし、軽井沢で別荘を建築する際には、道路や隣地との距離、建物の大きさや高さ、色などのデザインに関する細かいルールが設定されています。どのようなルールがあるのか、事前に把握しておくことがおすすめです。
軽井沢での別荘建築なら、株式会社one itへお任せください。
一級建築士事務所である株式会社one itでは、別荘・住宅のデザイン・設計・施工まで対応することが可能です。土地探しや費用のご相談も承りますので、軽井沢で別荘建築をお考えで設計事務所などをお探しの方は、お気軽にご相談ください。